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【60坪の外壁塗装】費用は120~180万円が相場!内訳や費用を抑えるポイントを解説
2023.06.28
60坪の家の外壁リフォームとなると、なかなか大がかりで費用的にもハードルが高く感じる方もいるかもしれません。外壁塗装を行うと、費用相場はいくらくらいなのか?具体的にどんな費用がかかるのか?などを詳しく解説します。
また、外壁塗装費用を安く抑えるためのポイントもご紹介しますので、はじめて外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装で使われる塗料にはさまざまな種類があり、性能や耐用年数によって費用が異なります。近年主流である、シリコン塗料やラジカル塗料で施工した場合のおおよその金額を120~180万円程度としていますが、よりグレードの高い塗料を使用した場合や、外壁以外にも補修箇所が追加される場合には、金額が上乗せとなります。
では、具体的な費用の内訳を見ていきましょう。60坪の住宅で、塗装面積が約238㎡の場合の費用概算としては次のようになります。
項目名やそれぞれの単価は塗装業者によって異なるため、あくまで一例としてご覧ください。
外壁塗装の費用には、塗料などの材料費以外にも、工事を安全に行うための足場設置代や、養生シート代、下地補修代、人件費など、さまざまな費用が含まれています。それぞれの項目についてご紹介します。
アクリル塗料はなんといっても費用が安いのが特徴ですが、耐用年数が短いため、近年の外壁塗装ではあまり使われていないのが現状です。DIYなどとにかく費用を抑えたい、短いスパンで外壁塗装を行いたい、という方であれば良いかもしれません。
外壁塗装の平均的なサイクルは10~15年程度と言われており、その場合はウレタン塗料やシリコン塗料、ラジカル塗料が想定されていることが多いでしょう。これらは金額と耐用年数のバランスがよくコストパフォーマンスに優れており、特にシリコン塗料はさまざまなメーカーから出ているため色などの種類も豊富なのがメリットと言えます。
ほかにもフッ素塗料や無機塗料など、より耐用年数や性能が優れているハイグレードな塗料もあります。各塗料について、詳しく知りたい方は【外壁塗装の塗料6種類】メリット・デメリットと失敗しない選び方の記事をご覧ください。
足場代は1㎡あたり600~1000円程度が相場と言われており、この単価をベースに作業面積に応じて費用が決まります。60坪の住宅における足場設置代としては20~25万円ほどが相場です。
坪数が同じであっても、2階建てよりも3階建ての方が足場の設置面積は広くなるため、その分費用が高くなると覚えておきましょう。
足場について、詳しく知りたい方は外壁塗装の「足場」は本当に必要?費用相場と種類を解説の記事もご覧ください。
それぞれ1㎡あたりの費用としては、養生シートは300~500円、飛散防止ネットは100~200円、100~300円程度となっています。
シーリング材が劣化すると、防水性が低下したり、地震や雨風によって外壁材にズレが生じてしまいます。建物の耐久性を保つためにも、シーリング材が劣化していた際には外壁塗装と同じタイミングで補強を行うことをおすすめします。
シーリング補強代については、外壁コーキング補修の費用相場はいくら?打ち替えと増し打ちの違いや注意点も解説の記事でも詳しく解説しています。
より詳しく外壁塗装費用を計算したい方のために、具体的な計算方法もご紹介しましょう。
外壁塗装を行う面積は、次のような計算式で求められます。
60坪の家の場合、延べ床面積は約238平米です。それに対して、実際に塗装する面積の数値に近づけるための係数をかけることで、おおよその外壁面積を求めることができます。
ちなみに、延べ床面積が分からない場合は以下の計算式で求めることができます。
係数は坪数や住宅の形によって代替1.1~1.3の範囲で変化させますが、60坪の住宅の場合は借り置きで1.2として計算しています。
ただし、同じ坪数であっても住宅の形や窓の多さ、ベランダの広さなどで外壁塗装を行う面積は異なりますので、正確な塗装面積や費用は業者に計測してもらうのが確実な方法です。
最後に、60坪の住宅にかかる外壁塗装の費用をできるだけ安く抑えたいという方に向けて、いくつかポイントをご紹介します。
自然災害による被害とは、例えば台風で飛来物が外壁にあたって傷ができた場合や、洪水による外壁の倒壊などが挙げられます。逆に言えば、経年劣化による外壁の傷や傷みには火災保険は適用されないため注意しましょう。
外壁塗装で火災保険を適用する際の条件については、外壁塗装に火災保険が活用できるって本当?適用条件と注意点を紹介の記事でも解説しています。
ちなみに、火災保険や助成金・補助金は、塗装を依頼する前に業者に事前に活用したい旨を伝えておくようにしましょう。
助成金については、外壁塗装で助成金が出るって本当?助成金が出る条件と金額、調べ方を解説の記事も参考にしてみてください。
60坪の住宅にかかる外壁塗装費用の相場はこの記事でご紹介した通りですが、塗装業者によって扱っている塗料や、施工内容の単価、オプションなどが異なります。そのため、依頼時には1社だけでなく、最低でも2~3社に見積りを依頼し、金額を比較検討するようにしましょう。
相見積もりをとることで適正価格が明らかになります。相見積りをとること自体は業者もある程度想定済みのため、「A社は〇〇円で見積もりをもらっています」と別の会社にも伝えることで、A社と同じ金額か、それよりも安くしてもらえる可能性もあります。
ただし当然ですが、無茶な値下げ交渉やひやかしの見積り依頼は業者からの印象が悪くなるため、注意が必要です。他社の見積り内容をもとに値下げ交渉を行う際には、ある程度依頼する意思を固めてから行うようにしてください。
ほかの坪数の費用相場については、それぞれの記事で解説していますのでご覧ください。
30坪の家にかかる外壁塗装の費用相場はいくら?内訳まで詳しく解説!
40坪の外壁塗装の費用は「90~140万円」が相場!計算方法などを解説
50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説
ご自身の家の場合の外壁塗装費用を知りたい場合は、ぜひ一度無料見積もりをご相談ください。ガイソーではメールでの相談も承っております。
また、外壁塗装費用を安く抑えるためのポイントもご紹介しますので、はじめて外壁塗装を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
60坪の外壁塗装の費用相場
60坪の住宅にかかる外壁塗装の費用としては、120~180万円程度が相場となります。
外壁塗装で使われる塗料にはさまざまな種類があり、性能や耐用年数によって費用が異なります。近年主流である、シリコン塗料やラジカル塗料で施工した場合のおおよその金額を120~180万円程度としていますが、よりグレードの高い塗料を使用した場合や、外壁以外にも補修箇所が追加される場合には、金額が上乗せとなります。
60坪の外壁塗装費用の内訳
では、具体的な費用の内訳を見ていきましょう。60坪の住宅で、塗装面積が約238㎡の場合の費用概算としては次のようになります。項目 | 単価 | 数量 | 単位 | 費用 |
塗料(シリコン塗料の場合) | 2500 | 238 | ㎡ | 595,000 |
養生シート代 | 300 | 238 | ㎡ | 71,400 |
飛散防止ネット | 200 | 238 | ㎡ | 47,600 |
高圧洗浄 | 300 | 238 | ㎡ | 71,400 |
シーリング | 800 | 238 | ㎡ | 190,400 |
下地補修 | ㎡ | 20,000 | ||
現場管理 | 50,000 | |||
廃材処理費 | 30,000 | |||
足場代 | 250,000 | |||
小計 | 1,325,800 | |||
消費税 | 132,580 | |||
合計 | 1,458,380 |
項目名やそれぞれの単価は塗装業者によって異なるため、あくまで一例としてご覧ください。
外壁塗装の費用には、塗料などの材料費以外にも、工事を安全に行うための足場設置代や、養生シート代、下地補修代、人件費など、さまざまな費用が含まれています。それぞれの項目についてご紹介します。
塗料
先ほどもお伝えした通り、外壁塗装で使用される塗料にはさまざまな種類があります。主な塗料としては「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「ラジカル塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」などの種類があり、それぞれの1㎡あたりの単価と耐用年数は以下の通りです。塗料の種類 | 単価(1㎡あたり) | 耐用年数 |
アクリル塗料 | 1400〜1600円 | 3〜6年 |
ウレタン塗料 | 1700〜2200円 | 7〜10年 |
シリコン塗料 | 2300〜3300円 | 8〜12年 |
ラジカル塗料 | 2500〜3500円 | 13〜16年 |
フッ素塗料 | 3800〜4800円 | 15〜20年 |
無機塗料 | 4500〜5500円 | 20年以上 |
アクリル塗料はなんといっても費用が安いのが特徴ですが、耐用年数が短いため、近年の外壁塗装ではあまり使われていないのが現状です。DIYなどとにかく費用を抑えたい、短いスパンで外壁塗装を行いたい、という方であれば良いかもしれません。
外壁塗装の平均的なサイクルは10~15年程度と言われており、その場合はウレタン塗料やシリコン塗料、ラジカル塗料が想定されていることが多いでしょう。これらは金額と耐用年数のバランスがよくコストパフォーマンスに優れており、特にシリコン塗料はさまざまなメーカーから出ているため色などの種類も豊富なのがメリットと言えます。
ほかにもフッ素塗料や無機塗料など、より耐用年数や性能が優れているハイグレードな塗料もあります。各塗料について、詳しく知りたい方は【外壁塗装の塗料6種類】メリット・デメリットと失敗しない選び方の記事をご覧ください。
足場設置代
外壁塗装を行う際、職人の方の安全性や施工品質の観点からも、足場の設置は必須です。足場代は1㎡あたり600~1000円程度が相場と言われており、この単価をベースに作業面積に応じて費用が決まります。60坪の住宅における足場設置代としては20~25万円ほどが相場です。
坪数が同じであっても、2階建てよりも3階建ての方が足場の設置面積は広くなるため、その分費用が高くなると覚えておきましょう。
足場について、詳しく知りたい方は外壁塗装の「足場」は本当に必要?費用相場と種類を解説の記事もご覧ください。
養生シート、飛散防止ネット、高圧洗浄代
塗装前の準備として、ドアや窓に塗料が付着しないようにする養生シートや飛散防止ネット、また外壁にこびりついた汚れなどを落とすための高圧洗浄も費用として含まれます。それぞれ1㎡あたりの費用としては、養生シートは300~500円、飛散防止ネットは100~200円、100~300円程度となっています。
下地補修、シーリング補強代
外壁の状態に応じてかかってくるのが、下地補修代やシーリング代です。シーリングとは、建物の外壁や屋根の継ぎ目に重鎮されている防水材料のことを指します。業者によっては「コーキング」と呼ばれることもありますが、基本的には同じものです。シーリング材が劣化すると、防水性が低下したり、地震や雨風によって外壁材にズレが生じてしまいます。建物の耐久性を保つためにも、シーリング材が劣化していた際には外壁塗装と同じタイミングで補強を行うことをおすすめします。
シーリング補強代については、外壁コーキング補修の費用相場はいくら?打ち替えと増し打ちの違いや注意点も解説の記事でも詳しく解説しています。
60坪の外壁塗装面積の計算方法
より詳しく外壁塗装費用を計算したい方のために、具体的な計算方法もご紹介しましょう。外壁塗装を行う面積は、次のような計算式で求められます。
外壁面積=延べ床面積(㎡)×1.1~1.3(係数)
60坪の家の場合、延べ床面積は約238平米です。それに対して、実際に塗装する面積の数値に近づけるための係数をかけることで、おおよその外壁面積を求めることができます。
ちなみに、延べ床面積が分からない場合は以下の計算式で求めることができます。
延床面積=坪数×3.3㎡
係数は坪数や住宅の形によって代替1.1~1.3の範囲で変化させますが、60坪の住宅の場合は借り置きで1.2として計算しています。
ただし、同じ坪数であっても住宅の形や窓の多さ、ベランダの広さなどで外壁塗装を行う面積は異なりますので、正確な塗装面積や費用は業者に計測してもらうのが確実な方法です。
60坪の外壁塗装の費用を抑えるポイント
最後に、60坪の住宅にかかる外壁塗装の費用をできるだけ安く抑えたいという方に向けて、いくつかポイントをご紹介します。火災保険が適用できないか確認する
塗装業者に依頼をする前に、まず確認していただきたいのは、火災保険の適用条件に該当しているかどうかです。火災保険に加入しており、自然災害によって外壁の被害を受けた場合には外壁塗装の費用に対して火災保険が下りる可能性があります。自然災害による被害とは、例えば台風で飛来物が外壁にあたって傷ができた場合や、洪水による外壁の倒壊などが挙げられます。逆に言えば、経年劣化による外壁の傷や傷みには火災保険は適用されないため注意しましょう。
外壁塗装で火災保険を適用する際の条件については、外壁塗装に火災保険が活用できるって本当?適用条件と注意点を紹介の記事でも解説しています。
自治体の助成金を活用する
近年は「住宅リフォーム助成事業」などの名称で、外壁塗装にも使える助成金や補助金の制度が存在しています。お住まいの地域や市区町村によって制度や条件はさまざまですが、適用されれば工事費用の10~20%ほどの金額を支給してもらえるため、ぜひご自身の住んでいる自治体で対象となる助成金制度がないか確認してみてください。ちなみに、火災保険や助成金・補助金は、塗装を依頼する前に業者に事前に活用したい旨を伝えておくようにしましょう。
助成金については、外壁塗装で助成金が出るって本当?助成金が出る条件と金額、調べ方を解説の記事も参考にしてみてください。
相見積りをとって比較する
費用を抑えるためには、複数社に相見積もりをとることも効果的です。60坪の住宅にかかる外壁塗装費用の相場はこの記事でご紹介した通りですが、塗装業者によって扱っている塗料や、施工内容の単価、オプションなどが異なります。そのため、依頼時には1社だけでなく、最低でも2~3社に見積りを依頼し、金額を比較検討するようにしましょう。
相見積もりをとることで適正価格が明らかになります。相見積りをとること自体は業者もある程度想定済みのため、「A社は〇〇円で見積もりをもらっています」と別の会社にも伝えることで、A社と同じ金額か、それよりも安くしてもらえる可能性もあります。
ただし当然ですが、無茶な値下げ交渉やひやかしの見積り依頼は業者からの印象が悪くなるため、注意が必要です。他社の見積り内容をもとに値下げ交渉を行う際には、ある程度依頼する意思を固めてから行うようにしてください。
ほかの坪数の費用相場については、それぞれの記事で解説していますのでご覧ください。
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40坪の外壁塗装の費用は「90~140万円」が相場!計算方法などを解説
50坪の住宅の外壁塗装にかかる費用の相場は?内訳や費用を抑えるコツを解説
ご自身の家の場合の外壁塗装費用を知りたい場合は、ぜひ一度無料見積もりをご相談ください。ガイソーではメールでの相談も承っております。
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